筑西市議会が令和3年6月18日に第2回定例会を開催した。
主要な議題には、財産の取得や工事の請負契約の締結、新型コロナウイルスに関連した補正予算などが含まれ、すべての議案は可決された。
今回の会議では、議案第65号と第72号の補正予算が特に重要な位置を占めた。議案第65号では、サポートが必要な市民に対するコロナ対策の一環として、PCでの全国キャンペーンを通じて行うPCR検査費用が全市民を対象として含まれている。
この検査は無料で提供され、特にワクチン接種がまだ行われていない市民には貴重な機会となった。議員の三浦 譲氏は、この対策が市民の不安を軽減するものであるとしながらも、検査の回数を増やすべきだと提案した。これに対して、議会側はその重要性を認識する必要があるとの意見が出た。
また、議案第72号では、新型コロナウイルスに関連する生活困窮世帯への支援策が示され、具体的な支援金支給の詳細が議論された。平間 雅人保健福祉部長は、この事業が国庫負担であることを強調し、特に困窮世帯が申請しやすくするための通知方法についても言及された。
請願第2号では、新型コロナの影響を受けた米農家への支援が求められ、委員会の審議を経て採択される運びとなった。これは、農業が市の重要な産業であることから、早急な支援が求められている。
会議の最後には、赤荻 利夫教育長が退任のあいさつを行い、これまでの活動を振り返り、議会や執行部に感謝の意を表した。教育長としての役割を終えた彼は、筑西市の教育と発展に寄与してきた実績を称えられると共に、今後の市の発展を願う言葉で締めくくった。