令和元年第3回筑西市議会定例会が、9月26日に開催された。議会では、特に和解に関する損害賠償についての議案が注目を集めた。議案第16号は、和解金2,010万8,000円が提案され、様々な意見が飛び交った。
藤澤和成議員は、この和解金が適切であると主張した。彼は、筑西市が売却した土地から埋設物が発見される事態は、市の責任であり、和解金は妥当な金額だと強調した。
一方、尾木恵子議員は、賠償額の高さに疑問を呈した。彼女は、売却額が692万円に対し、損害賠償金が2,010万8,000円という大きな差がある事に不信感を示した。尾木議員は、市の管理責任についても指摘し、過去の記録管理が不十分だったことを問題視した。
さらに、鈴木聡議員は、市が埋設物の撤去にかかる手続きに関して適正に行動していなかった点を指摘した。彼は、契約書の記載に従い、もう少し慎重に対応すべきだったとの考えを示した。このように、和解金について賛否が分かれる中、筑西市議会は合意形成を図った。
加えて、議案第17号「町の区域を新たに画すること等について」も可決され、地域の活性化に向けた取り組みが進められる見込みである。議員たちがこれからも市民と共に、より良い街づくりを目指して議論を重ねていくことが求められている。