令和元年6月21日、筑西市議会では令和元年第2回定例会が開かれた。
この日の議題には、複数の議案が一括上程され、各委員会からの報告後、質疑応答が行われた。
審議内容では、農村部からの意見が強く表れたことが特徴である。特に鈴木 聡議員は、国民健康保険税の引き下げに関する意見書を提出し、国庫負担の増額が必要であると訴えた。彼は「国保税の重い負担に市民が悲鳴を上げている」と強調し、制度の改善を求めた。
また、鈴木議員は消費税の増税についても意見を述べた。「現在の経済状況において10%への増税は家計に深刻な影響を与える」と懸念を示し、いずれの案も賛成者が少数で否決された。これに対し、他の議員からも景気への影響を懸念する声が上がった。
さらに、この定例会では、財産の取得や補正予算の承認なども進められた。特に、令和元年度筑西市一般会計補正予算(第2号)や国民健康保険特別会計補正予算の内容が議論の中心となった。津田 修議員はこれらの予算について、社会保障を充実させるための措置として必要性を支持する意見を発表した。
最後に、議会運営委員会の榎戸甲子夫委員長は、円滑な議会運営を図るために行った協議結果を報告。議会運営において、議員の意見をよく反映するための姿勢が求められた。議会は、今回の案件をすべて審議し、無事に閉会した。