令和4年9月7日、筑西市議会の定例会が行われ、多くの議題が取り上げられた。
議員たちは地域スポーツの振興や施設の整備、果ては給食費の未納問題まで幅広く質問を展開。特に中座敏和議員はスポーツ少年団やジュニアアスリートへの支援を強調し、具体的な支援状況を教育部長に質した。教育部長の鈴木敦史氏は、現在市内では45の団体が活動しており、団員数672名、指導者198名と報告した。
さらに、スポーツ施設の整備についても重要性が指摘され、老朽化が進む中でのエアコン設置が求められた。鈴木教育部長はエアコンの整備が今後の計画に含まれていると答えた。
同日、尾木恵子議員からは女性のデジタルスキル習得に関する質問も上がる。市長の須藤茂氏は、自治体DX推進グループの設置を明かし、男女平等なデジタルスキル育成に取り組む意向を示した。
また、箱守茂樹議員は水戸線・常総線の利便性向上について、文字通り沿線市との協力が不可欠であるとし、地域での協議会の意義を改めて強調した。遅れている都市計画の進捗も指摘され、その必要性が議論された。
農業の現状についても言及され、遊休農地の面積は79.9ヘクタールに上るとし、今後の農地集積の取り組みを求める声が上がった。特に高齢化が進む農業界の現状は大きな課題であり、地域の担い手を増やす必要がある。