筑西市の令和元年第3回定例会において、高齢化が進む地域での公共交通のあり方や、外国人対応の窓口、道の駅グランテラス筑西の活用、さらには不登校生への支援が議題に上がった。
市長の須藤茂氏は、高齢化社会の進展に伴う公共交通の重要性を強調した。65歳以上の高齢者が今後ますます増加する中、市はデマンド交通「のり愛くん」を活用しているが、利用率は低迷している。市は他の施策とともに、居住地からの交通手段を市民に提供する必要があると述べた。これに関連して、部長は今後、地域の要望や現状を踏まえた上で、より住民のニーズに合った施策を検討していく考えを示した。
また、外国人対応の窓口については、翻訳機を試験的に導入しているが、具体的な利用状況や言語対応の数値に関してはまだ不明な点が多い。今後は、外国人市民向けにより充実した対応の整備を図るため、担当部署との連携を強化し、必要な情報提供を進める方針である。
道の駅グランテラス筑西の運営については、オープンから多くの来訪者があったことが報告され、観光大使の活用や地域の特色を取り上げていく必要性が議論された。経済部長は、観光大使の役割を生かしながら、市民に新たな魅力を伝える方法を模索している。特に、道の駅の各テナントの営業体制に関する改善が求められる中、今後も継続的にさまざまな案件についての意見交換が必要だと感じた。
不登校児童生徒についての現状も報告され、支援体制の拡充や情報提供のさらなる強化が必要とされている。教育長は今後、家族との連携や地域の支援を図りながら、具体的な対策を進める考えを示した。各議員からは、施策の見直しや実行計画の立案が求められ、市はその重責を負うことになる。
筑西市はこれからも、市民の声を反映させながら、持続的な地域振興とともに住民生活の向上を目指していく。