筑西市議会の定例会での一般質問が行われ、市長の政治姿勢や予算編成についての議論が交わされた。特に、市長の須藤茂氏は予算編成における厳しい財源確保の状況を強調 。
新型コロナウイルスに伴う影響により、市税の収入減少が続き、一般財源の確保が求められる中で、選抜した重点的施策を推進するのが課題であると明言した。
これに関連し、真次洋行君は、筑西市の「誕生祝金」制度を継続し、子育て環境の魅力を高めるよう提言した。 彼は「20万円の誕生祝金は非常に魅力的だ」と述べ、市の魅力をアピールする重要性を述べた。
また、児童虐待問題にも言及があり、筑西市の児童相談所は134件の虐待件数を記録しており、心理的虐待が最も多いとのこと。こども部長の児玉祐子氏は、児童虐待の防止策の進展を報告し、さらに支援が求められる母子家庭への関与が強調された。
次に、地域発展への視点も探求された。特に、道の駅の利用促進が今後の課題となっている。市長は「100万人の訪問者を迎える道の駅の更なる集客のため、長寿命化計画を進めたい」と述べ、遊び場などの整備例も挙げて反響を呼んだ。
教育行政の在り方に関する質問も焦点となり、従来の3学期制とは異なる2学期制への関心が高まる中、赤荻教育長は「特に本市の風土には3学期制が適合している」としつつも、教育課程の見直しを行う意向を示した。
さらには、就業や生活支援策にも触れられ、特に結婚新生活支援事業が進むことを期待する意見が述べられた。小倉ひと美君は「市内でも実施してほしい」と求め、市の方針が支持された。
フードロス対策に関して、熊坂市民環境部長は、食品ロス削減のための取り組みを説明し、県内外での協力体制を強調した。特に、新型コロナウイルスの影響が強まる中、生活困窮者支援の重要性が再確認される中での施策が強調されている。
今後の進展が望まれる議会での討論内容は、筑西市の政策形成におけるキーを握るものであり、より具体的な取り組みの実装に期待が寄せられる。