筑西市議会の令和6年第1回定例会が行われ、多くの重要なテーマが討議された。
この会議では、明野高校の統合問題が大きな関心を集めた。会議において議員たちは、県の方針に反対し、存続を求める意見を次々と発表した。明野高校は47年の歴史を持ち、多くの卒業生に慕われていることから、統合の影響を懸念する声が相次いだ。「もし明野高校が閉校となれば、地域のシンボルが失われる」と発言する議員もいた。須藤市長は、市としての対応を考慮し、県に対して強く要望する意向を示した。
下館北中学校についても考察された。議論の中で、秋山恵一議員は「以前の活気が感じられない」と述べ、地域のにぎわいを取り戻すための施策を提案した。市長は意欲的に明野北中学校の跡地利用を進める考えを示し、新たな賑わいづくりに向けた取り組みを期待すると述べた。
さらに、鷹ノ巣市営住宅に関して、空き部屋の増加が問題として取り上げられ、議員はその再生を求める声を強めた。入居率の低下や老朽化が課題として指摘され、持続可能な地域づくりに向けた協議が進むことが期待される。
また、農業用水路や排水路の維持管理が重要な研討項目として浮上した。農業の基盤としての役割を果たすこれらの施設の適切な管理が求められ、議員たちは市としての支援の必要性を訴えた。
市長や教育長は、地域に根ざした教育や農業が筑西市の発展に寄与するとの認識を示し、実行可能な対策を講じる意向を表明した。