令和元年6月10日、筑西市議会の定例会が開催され、各議員が様々な質問を行った。
最初に焦点となったのは、グラウンド・ゴルフの推進についてである。議員の津田修君は、筑西市内のグラウンド・ゴルフ愛好者が350人であると述べた。しかし、実際には多くの愛好者が存在し、統計上の数値が実情を正確に反映していないのではないかとの疑念を示した。
津田議員によると、グラウンド・ゴルフは多くの高齢者にとっての健康維持やコミュニティ形成の場として大切であると指摘。現在、筑西市では特別な施設は整備されていないものの、選手や愛好者は様々な場所でプレーしている模様である。特に野球場やサッカー場も貸し出す可能性があるが、使用状況によって難しい事情もあると報告された。
この背景には、筑西市の高齢化が進む中で、健康で生き生きとした生活を送ることは重要であり、そのためにはスポーツの振興が必要との意識がある。市は、市民の要望に応じたスポーツ施策を今後も強化すると述べている。関城地区では、特に多くの高齢者が参加する大会が行われていることからも、その需要は顕著だ。
また、議会では筑西市の交通環境の改善についても議論され、特に東京と直行するバスの運行に関する計画が取り上げられた。地域住民の利便性向上を目指し、バスの利活用が期待されている。市民からの要望を受け、現在調査が進められており、その結果をもとに、バスの運行計画が立てられる。
さらに、バス運行においては高齢者や障害者への配慮も重要とされ、ノンステップバスの導入が検討されている。これにより、より多くの市民がバスを利用しやすくなることを期待している。市は、地域の活性化のために公共交通の拡充を図っていく考えを示している。
このように、筑西市議会では市民の安全や健康、利便性向上に向けた取り組みが議論され、議員たちが今後の施策について意見を交わす重要な場となった。市は、市民から寄せられた要望を踏まえて、今後も積極的に取り組んでいく姿勢を強調している。