令和5年12月6日に筑西市議会で行われた定例会では、一般質問が行われた。この日の議題は多岐にわたり、予算の進捗状況や市のシティプロモーション、多目的運動場の設置など重要な項目が取り上げられた。
まず、榎戸甲子夫議員から多目的運動場の予算化に関する質問があり、今後の進捗状況についても尋ねられた。市長の須藤茂氏は、進捗状況を確認し、様々な調査を行っていると答えた。多目的運動場については、市のスポーツ振興や地域活性化に寄与するものであり、その必要性を強調した。また、スポーツを通じた地域活性化の可能性についても言及された。
さらに、シティプロモーションに関する議論が続き、同室長は筑西市の魅力を内外に発信する重要性を述べた。榎戸議員は、地域資源を活用した新しいプロモーションが必要であると強調しており、特に多目的運動場がその一助となる可能性を示唆した。このことについてシティプロモーションの基本方針を打ち出すことが求められた。
次に、年末年始の防犯対策として、矢口市民環境部長が警察との連携を強化し、市民の安全を確保するための取り組みを報告した。防犯カメラの設置や、地域安全活動の啓発が行われることもあった。
また、明野五葉学園の放課後児童クラブの運営に関して、運営業者との契約が進行中であることが報告された。長島次長は、安全で楽しい環境を提供することに努める意思を語った。
最後に、入札に関連する問題として、榎戸議員は、最近行われた入札の一部について特に落札率の非常に低い事例を指摘し、その影響が地元業者に及ぶことを懸念した。基準として最低制限価格の設定が行われたことを踏まえ、さらなる施策の導入を求められ、渡辺総務部長はその点について検討を進める意向を示した。
今回の議会では、筑西市の未来を見据えた施策が多く提起され、特にスポーツを軸にした地域振興の重要性が改めて認識される結果となった。今後の進捗が期待される。