令和2年9月4日に開催された筑西市議会定例会では、議員による一般質問が行われた。
小倉ひと美議員は、新型コロナウイルス感染症に関する学校教育について質問した。特に、感染症の理解とその対策をどのように教育現場で行っているかに焦点を当てた。「筑西市の小中学校では、コロナウイルス感染症について、子どもたちにどのように教えているのか」と小倉議員が尋ねると、教育長の赤荻利夫氏は、「密閉、密集、密接の3つの密を避けるように指導し、マスクの着用や手洗いの重要性を教育している」と説明した。さらに、日本赤十字社の資料を使い、子供たちに感染症への理解を深めるよう努めていると伝えた。
また、小倉議員は「学校で感染者が出た場合の対応」についても言及した。赤荻教育長は、「新型コロナウイルス感染が疑われた場合、学校のガイドラインに従って、適切な対応を取る」と述べ、迅速かつ保護者への適切な説明が必要であると強調した。これに加えて、感染者やその家族に対する偏見や差別をなくすための教育についても、小倉議員が尋ねた。赤荻教育長は、「道徳教育を通じて、差別やいじめを防ぐ取り組みを行っている」と説明した。
さらに質問は、新型コロナウイルスの影響を受けた医療機関についても及んだ。須藤茂市長は、「茨城県西部医療機構の評価について、新型コロナウイルス感染症の影響が経営に与えた負担について深刻な状況だと認識している」と述べた。