令和3年12月6日の筑西市議会定例会で、一般質問が行われました。市長の須藤茂氏や他の議員は、様々な重要な議題を議論し、市民生活に直結する問題が浮き彫りになりました。
特に注目されたのは、市長の政治姿勢に関する部分です。議員の真次洋行氏が「魅力あるまちづくりのために、子育てや教育関係の予算編成について質問した。」と述べており、須藤市長は、「若者や子育て世代、高齢者まで、切れ目のない予算編成に取り組んでいきたい。」と答弁しました。この発言からは、市が全世代に向けた施策を推進していく姿勢が窺えます。これに対し、真次氏は「教育関連の具体的施策の提案を更に期待する」と強調しました。
次に、教育行政の現状について、教育長の小室髙志氏は「感染症対策を所に、学校行事を通常通り実施する方向に進んでいる。」と説明しました。しかし、過去の休校やオンライン授業による不登校の影響も心配されており、「感染不安による欠席者はゼロ」との報告が出されたものの、他市の現状と比較して注意が必要であるという意見も聞かれました。
続いて、國府田喜久男議員が触れた中度・軽度難聴者への支援についても重要なテーマでした。福祉部門からは「難聴児事業に関して今年度は2件の申請があり、24,000円を助成した」との報告がありました。しかし、加齢性難聴者への補助は未だ実現しておらず、須藤市長は国の動向を踏まえ支援の必要性を認識していくと述べ市民の耳の健康を守る取り組みを進める意向を示しました。
さらに、避難所の運営やコロナウイルス対策についても議論が及びました。熊坂市民環境部長は、「避難所運営の手引きを見直し、訓練の結果をマニュアルに反映させている」と説明しましたが、更なる住民への周知と教育が求められます。
最後に、福祉灯油の購入援助についての提案がありましたが、現在のところ未実施とのことで、平間保健福祉部長は「近隣市町の動向を見て検討したい」と答えました。冬の暖房対策として福祉灯油補助の実施が望まれます。
このように、筑西市議会では市民の声を取り入れながら、様々な施策について活発な意見交換が行われ、今後の市政に対する期待が高まっています。