令和元年9月定例会において、筑西市の様々な施策が議論された。
特に注目を集めたのが、道の駅グランテラス筑西についての発表である。この道の駅は開設から短期間で1万人以上の来客を記録し、地域の活性化に貢献している。
担当の猪瀨土木部長は、道の駅の最大の特徴として、広大な敷地を活かした数々の施設や機能を挙げた。特に新たに設置されたキッズスペースやドッグランがファミリー層に人気を博している。
ただし、道の駅の周辺には他の道の駅と差別化できる地場産業の育成が求められている。外山議員は、地元特産品の開発が必要であり、具体例として下館ラーメンなどが挙げられた。さらに、道の駅を「ハイブリッド」な施設として位置付けながらも、執行部は具体的な内容を曖昧にし、新しいアイデアが今後求められる。
次に、防災対策について、鈴木市民環境部長は地域防災計画や業務継続計画の改訂を行ったことを報告した。これにより、災害時においてもスムーズな対応ができる体制が整いつつある。しかし、外山議員からは避難所の環境改善が指摘され、今後さらなる対策が必要との意見が出た。
その後の質問では、母子島遊水地の環境保全と利活用についての議論が展開された。外山議員は、遊水地の管理や草刈りに関して、ボランティア活動の必要性を訴えた。市の観点から、さらなる地域活性化への道を模索するプロジェクトの強化が期待される。
さらに、板谷波山記念館の整備進捗についての質問では、検討委員会が順調に進行していることが報告された。一方、矢野亮先生に対する顕彰についても意見が交わされ、市としての公の支援が求められた。
最後に、道の駅の広域誘客とそれに伴う様々な課題が問われた。市長は市民の参加を促し、魅力ある施設作りに過去の成功を生かしたいとの考えを示した。これからの筑西市の発展に向けて、今後一層の取り組みが期待される。