令和4年9月筑西市議会定例会では、様々な課題が議論された。特に、投票率向上策や公共施設における危機管理体制、デマンドタクシーの運行状況についての質疑が注目を集めた。特に、17番の仁平正巳議員が提案した投票率を上げるための具体的な施策についての発言が印象深い。また、公共施設内のAEFDに関する課題も取り上げられ、市民の安全を確保するための体制作りが求められた。
仁平議員は「投票率向上には、新たな啓発活動が必要だ」と述べ、様々な手法を提案した。例えば、商業施設への投票所設置や、学校での投票教育が議論された。さらに、投票制度の簡素化も提案され、特に期日前投票の手続きについて見直す必要があるとの意見が出た。再び、仁平議員は、若者が参加しやすい環境作りが重要だと強調した。
次に、仁平議員は公共施設内の危機管理に関連する質問をし、特に市役所内のAEFDの設置について周知のみならず、職員への教育も重要であると指摘した。この点に対し、山口財務部長は「現在AEFDの設置状況を調査済みだが、職員全員の理解度を確認する必要がある」と回答し、今後の職員教育の強化を約束した。
さらに、デマンドタクシーについても質問があり、利用者のニーズに基づいた運行方針が議論された。特に、予約システムの多様化やオンライン予約の導入が提案され、真次議員は、AIを活用した交通システムの導入を示唆した。市もこうした先進技術の導入を検討する意向が示され、注目される方向性となっている。