令和元年6月7日、筑西市議会で開催された第2回定例会では、重要な議題として「人口減少対策」や「女性の社会進出」が取り上げられた。議長が開催を告げると、22名の議員と市長、副市長等の執行部の顔ぶれが揃い、会議が始まる。
藤澤和成議員は、人口減少が進む状況を懸念し、「今後の取り組みを更に強化すべき」と市長に述べた。須藤市長は、近年で1,350人の死亡と650人の出生となっており、この厳しい現状から「人口対策部」を新設し、精力的に政策を進めていく方針を示した。
特に、人口対策部は全庁を挙げて取り組む姿勢を強調し、「数値目標も設定し、更なる施策を練っていく」と述べた。併せて、関係者の視察を行い、他市の成功事例を参考にすることも重要であると語った。また、地域での関係人口創出も考慮されている。
経済部長の關紀良氏は、「筑西市森林環境基金条例の制度」を紹介し、地域資源を生かす事業の推進を明言。また、通称町名の活用についても、地域住民のニーズに応じた対応をしていく方針を管理者に伝えた。
市内の議員から「子ども・子育て支援」の充実にも意見が寄せられる一方で、教育後の子ども医療費が完全無償化されていない問題も議論され、他市の情報も参考に検討が進められることが確約された。
議会ではまた、新しい取り組みとして「子連れ出勤制度」が導入され、職員のワークライフバランスを意識して支援を行う体制も整えていることが報告された。市長や部長らは、男女共同参画の重要性を再確認し、現状の課題や改善点についても意見を重ねた。
このように、筑西市では人口減少対策や子育て支援の他、女性の社会進出にも力を入れ、多様な意見が交わされる活気あふれる議会となった。今後の議論の進展が期待される中、市民への報告や広報活動が求められている。