令和4年6月3日、第107回加東市議会が開会した。
今回の議会では、主に財政関連や経営状況の報告が中心となり、特に令和4年度加東市一般会計補正予算についての討議が注目を集めた。
市長の岩根 正氏は、開会の挨拶で新型コロナウイルス感染症への対策に加え、経済対策に重点を置く必要性を強調。
「今後の動向を注視しながら、必要に応じてさらなる支援策を検討してまいります」と述べた。
続いて、肥田 繁樹総務財政部長が令和4年度補正予算案を説明。予算は、原油価格や物価高騰に対する対策として、合計2億6,163万6,000円の増額が計上されている。
一方、課税誤りの報告では、新たに2件の未払いがあることが判明。
「消防団員遺族補償年金の支給遅延や保育料の算定ミスが発生している。適切な処理と再発防止策を進めていく」と岩根市長は強調した。
次に、株式会社夢街人とうじょうの経営状況が報告され、コロナ禍の影響による上半期の業績の厳しさが紹介された。長田 徹産業振興部長は「明るい話題も追い風にし、地域振興を進めていきたい」と述べた。
加東文化振興財団の経営状況については、田中 孝明教育振興部長が説明。コロナ禍でも文化事業を継続し、教育支援に努めたことを評価した。