加東市議会は令和元年12月24日に第87回定例会を開会し、議事に入った。
主な議事内容は、北原 豊議員に対する処分要求や障害者医療費に関する意見書案が含まれ、特に北原議員の処分要求については多くの意見が交わされた。
議長の小紫泰良氏からは、北原議員の弁明申し出が許可され、退場後に懲罰特別委員会委員長の高瀬俊介氏が報告を行った。
北原議員の発言は侮辱と受け取られるものだったが、懲罰委員会は懲罰を科さないとする結論を全会一致で決定した。高瀬氏はこの経過を説明し、「委員会としては公正な判断を行った」と強調した。
続いて、報告第11号、専決処分の報告について市民協働部長の芹生泰博氏が、職員による事故の和解及び賠償について説明を行い、先の事故に関しての賠償は33,000円で、問題が解決したと述べた。
また、議案の一括上程が行われ、第83号議案から第86号議案までが審査され、文化会館条例改正や発達サポートセンター条例制定案などが提案された。特に第83号議案では、指定管理者による料金設定に関する質疑が多く交わされ、整合性を巡る議論が続いた。
さらに、3つの請願についても討論が行われ、請願第元-5号は全会一致で採択、医療費助成制度に関連する内容に対して議会の支持を得た。
一方、請願第元-7号「東条学園」の白紙撤回を求める請願に関しては慎重な議論が展開され、不採択となった。議会ではこの問題に対して多様な意見が考慮され、最終的に明確な結論に達した。
最後に、第85号議案の社福祉センター条例の改正が全会一致で可決され、変更の必要性が改めて確認される形となった。