令和2年9月25日、加東市第93回定例会が開催された。議題には、加東市の重要な条例改正案が数多く含まれ、特に加東市の給水条例改正案が議論の中心となった。
産業厚生常任委員会委員長の桑村繁則氏は、修正案の必要性を強調した。彼は、加入分担金の公正な運用が求められるとコメントした。この項目に対し、藤尾潔氏は他市との比較において、加東市の主張が他市にも反映されていないと疑問を呈した。質疑応答が活発に行われ、委員会報告が可決された。
次に、加東市特定教育・保育施設に関わる条例改正案が審議された。総務文教常任委員会の委員長である石井雅彦氏は改正内容を詳しく説明し、特定地域型保育事業に関する基準について、実態に即した内容であることが確認された。質疑では、具体的な事業者の存在について疑問が呈されたが、全会一致で可決された。
さらに、令和元年度の一般会計決算についての認定も行われ、決算特別委員会委員長の大畑一千代氏から報告があった。決算については賛成と反対の意見が交わされ、特に議員の北原豊氏は高額なIT関連の支出を指摘し、再検討を求めた。反対討論を経ても、決算は賛成多数で認定された。
午後の部では、北原豊氏に対する懲罰動議が提出された。彼は前回の会議において、反対討論をしておきながら賛成するという行動を取ったため、懲罰を受けることとなった。これに対して、北原氏は自身の軽率な行動を謝罪し、議会の品位を損ないかねない行動であると強調した。
その後、ゴルフ場利用税の意見書が提出され、国の税制改革の影響を受けた中、加東市の貴重な財源を守るための意見書が可決された。また、コロナウイルスの影響に対する意見書も提出され、地方税財源の確保を求める内容が賛成を得た。
最後に、会議では加東市議会の会議規則の見直しや議員報酬の特例に関する条例案が審議され、出席できない理由や長期休暇の取扱いについて、新たに定義された。これにより、議員の職責及び市民への信頼が確保されることを目指す。