令和5年8月2日に開催された第114回加東市議会臨時会では、重要な議題が取り扱われました。特に社高校の野球部が甲子園に出場することを受けた補正予算が焦点となり、多くの議論が交わされました。
市長の岩根正氏は開会挨拶において、補正予算の必要性を強調しました。新型コロナウイルス感染症に感染した経験から、予防対策がいかに重要かを語りつつ、市民の応援団の形成に向けた取り組みを述べました。
この補正予算では、約2,030万円が社高校野球部への応援に必要な経費として計上されています。具体的には、応援バス代や入場券、応援グッズの購入に充てられ、自市民が参加するための支援が行われることとなります。これに関して、教育振興部長の鈴木敏久氏は、具体的な内訳を議会で説明しましたが、予算の妥当性に疑問の声が上がりました。
議員の藤尾潔氏は、サポート費用の内訳について深く掘り下げ、特に年度ごとの財源 Allocationについて問題提起しました。また、予算の可視性を求め、透明性の確保を訴えました。市長は昨年の参考にした点を挙げつつも、トーナメント形式での応援隊形成に関する市の考えを示し、必要に応じて市からの補助金を強化する意向を示しました。
さらに、第47号議案と第48号議案においては、地域交流センターや体育館の空調設備の改修工事について、それぞれ契約が可決されました。これにより、市民の利用環境が向上すると期待されています。特に体育館の耐震化は市民の安全を確保する重要な一歩です。
最後に、北はりま消防組合議会の議員選挙について、議長が中村龍治氏を指名し、無事に当選が決まりました。議会の閉会に当たって、市長と議長からは市民の安全と健康に対する配慮が強調されました。今回の臨時会は、市民の期待に応える施策が提案された重要な機会となりました。