令和4年11月8日、第109回加東市議会臨時会が開会され、議長や副議長の選挙が行われた。当日は16名の議員が出席し、定足数を満たす中、議会は順調に運営された。
まず、議長選挙では、高瀬俊介議員が11票を獲得し、議長に選出された。高瀬議長は、市政の透明性を高め、議会を活性化する意向を示した。
次に、副議長選挙では、長谷川幹雄議員が10票を得て当選。彼は、議会の運営において協力が重要であると訴えた。議席の指定や会計の署名議員の指名も含まれる日程に順次進む中で、議会運営委員や常任委員の選任も行われ、組織が整った。
補正予算の説明では、総務財政部長の肥田繁樹氏が、子育て世帯の支援を目的とした給食費の無償化について詳しく説明した。物価高騰が続く中、ゼロ歳児から中学生までの給食費の支援を1月から3月の分として計上している。これにより、家庭への経済負担軽減を目的としている。さらに、加東市の原油価格高騰緊急経済対策補助金の受付期間を延長し、申請者には十分な支援を行う方針も示された。
質疑の中では、特に給食費無償化に関して議員たちの間で活発な意見交換が行われました。市立学校に通う児童の保護者への支援が1月から3月という短期間に限られる点に、おかしな不平等感が生じるとの指摘があった。大畑一千代議員は、短期間の支援であれば事務的な煩雑さを避けて欲しいとの要望を述べました。
一方で、今後の議会運営に関しては、より市民に寄り添った施策を重視するよう求められました。議会が進む中で、正副議長が議会の状況を適切に運営し、議員たちの意見を尊重する姿勢が求められている状況も浮き彫りになりました。
合計16の議題を無事に進行し、全ての議事を終了した後、会議は無事に閉会しました。岩根正市長は、議会開会に際して、市長と議会は共に市の発展を担う大切な存在であることを強調した。今後も協力して、市民に耳を傾けながら、加東市のさらなる発展に努めることが確認された。