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加東市議会、一般質問で市の施策に関する多様な声を反映

加東市議会が令和6年6月18日に開催され、一般質問を通じて市のさまざまな施策について意見が交わされた。特に安全面や社会的養護の課題について多くの議論が展開された。
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令和6年6月18日、加東市議会は第120回定例会を開催し、一般質問を中心に活発な議論が交わされた。

最初の一般質問では、松本美和子議員が市のグリホサート(除草剤)使用について言及した。彼女は、市道での散布について市民に事前に通知する必要性を訴え、健康面に対する市の見解を問うた。これに対し、都市整備部長の安則宏幸氏は、基本的には草刈り機による機械除草を行っているが、困難な場所に限りグリホサートを使用していると説明した。また、学校や公共施設でも使用することがあると述べ、市民へのお知らせが十分でないとの批判に応え、今後の周知方法について改善を検討する意向を示した。

次に、松本議員は滝野小中一貫校のアフタースクール設置場所に関する懸念を表明し、変更後の位置が児童にとって安全であるか質問した。特に運動場からの距離や部活からボールの飛んでくる危険について指摘し、市の考えを求めた。これに対し、こども未来部長の田中孝明氏は、遊び場を新設することで部活動への影響を最小限にする方針を説明し、懸念に対して具体的な対応策を示した。

さらに、デマンドタクシー実証実験の延長についても議論があった。料金が値上がりすることが予告され、松本議員は高齢者や障害者の移動手段としての十分な支援が求められると強調した。まちづくり政策部長の三木秀仁氏は、運行範囲が拡大することを説明し、サービスの利便性向上を図る考えを示した。

議論の合間に、岸本眞知子議員は戦没者慰霊碑の維持管理について発言した。近年、高齢化が進む遺族会の後継者問題や予算の厳しさに触れ、国の補助制度を活用することが必要であると述べた。市長は「亡き先人をしっかりと顕彰するために、地道な努力を続けていく」とコメントした。

次に、別府みどり議員は、里親制度とケアリーバーに関する情報発信について質問。市は里親制度の普及ため、広報活動を強化する姿勢を示し、周知が進むことで社会的養護が求められている子どもたちへの支援が拡大することを期待している。

議会開催日
議会名令和6年6月 第120回加東市議会
議事録
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