第106回加東市議会臨時会が令和4年5月16日に開会した。
この会議では、議員数の減少、専決処分の承認、そして副市長の選任が議題となり、市政における重要な決定がなされた。
まず、藤尾 議員の自動失職により議員1名が欠員となり、15名となったことが報告された。そのため、議会の運営においても新たな調整が必要となる。議長は、今後の市議会活動において、この構成変更を踏まえた慎重な運営を求めた。
次に、専決処分の承認については、加東市税条例および都市計画税条例の一部改正が提案された。総務財政部長の肥田 繁樹氏は、4月1日から適用される税制改正に伴い、急を要する処置としてこの改正が必要であると説明した。具体的には、固定資産税の減額措置などが盛り込まれており、議会は全員賛成で承認した。
加えて、加東市国民健康保険税条例の改正も承認され、基礎課税額が引き上げられることが説明された。市民協働部長の土肥 彰浩氏によれば、これにより市財政に207万5,000円の歳入増加が見込まれるという。
さらに、副市長の選任に関しては新たに小林 勝成氏が選ばれ、市長の提案理由について岩根 正氏が職務に対する期待を表明した。小林氏は35年の行政経験を持ち、議会の同意も得られたことで、今後の政策推進において積極的な役割を果たすことが期待されている。