第102回加東市議会において、北原豊君に対する懲罰が議題となった。懲罰特別委員会の委員長である藤尾潔君は、北原議員が議会の公の場で不正確な情報に基づいて業者を名指しし、談合があった旨の発言を繰り返したとして、除名が相当であると強調した。
藤尾君は、北原議員の行動が市議会及び市政に対する市民の信頼を著しく損ねたと述べた。さらに、北原議員の過去の懲罰歴も考慮し、意識の欠如が議員としての職責を果たす上で無理であることを示唆した。報告の中で、北原議員の根拠のない発言は混乱を引き起こしたとされている。特に、入札に関する発言が問題視され、具体的な証拠を示さないまま、社会的信用を逆に損なう行為であると厳しく批判された。
議論の中で、委員からは北原議員の発言とその影響について質問が相次いだが、北原議員は明確な反論を行わなかった。一方、北原議員の弁明が何度も懲罰を受けたことに対する認識に欠けているとの意見も上がり、議会秩序の保持が求められる中、その行動が市議会にふさわしくないとして、除名の必要性が確認された。
最終的に、懲罰動議の採決が行われ、北原議員の除名を科す提案は賛成多数で否決された。しかし、その後、小紫泰良君から20日間の出席停止を求める動議が提出され、賛成多数で可決された。これにより、北原議員は9月15日から10月4日までの間、出席停止の懲罰を科される結果となった。この決定により、議会内の秩序回復が期待されている。