令和2年11月5日、第94回加東市議会臨時会が開会し、重要な議案が審議されました。
今回の臨時会では、一般会計補正予算、議会役員の選出が主な焦点となりました。特に補正予算に関しては新型コロナウイルス感染症の影響を考慮した内容であり、地域のバス事業者などへの補助が盛り込まれています。
総務財政部長の服部紹吾氏は、「新型コロナウイルス感染症影響による路線バス事業者への補助や新生児への特別給付金事業の推進が補正予算の主な理由です」と説明しました。この背景には、都市部での利用減に対応するため、公共交通の維持が求められていることがあります。
また、教育振興部長の田中孝明氏は図書館トイレの改修工事に関する提案について触れました。「市民が利用するトイレだからこそ快適な環境を創出する」と述べ、市民の利用環境改善への意欲を示しました。
その後、議長辞職の件が議題に上がり、小紫泰良氏が一身上の都合により辞職することが許可されました。このため、議長選挙が実施され、小川忠市氏が新たな議長に選出されることとなりました。小川氏は、就任の際に「市民のための議会を目指して取り組む」と決意を表明しました。
副議長も岸本眞知子氏から高瀬俊介氏に交替。この人事により、議会の運営体制が刷新されることとなります。
新議会体制の構築は、議員各位の協力が必要であり、今後の市政発展に寄与するのが期待されます。議会の運営や補正予算の承認がスムーズに行われたことで、今後の加東市における施策が着実に進展することが見込まれます。
これで、全ての日程が終了し、臨時会は閉会しました。議長からは「市民の信頼を得られるよう努力したい」との挨拶がありました。