令和４年が始まり、加東市議会が定例会を開会した。
冒頭、副議長の高瀬俊介氏が挨拶し、盛況のうちに会議が成立したことを伝えた。
特筆すべきは、社高校野球部の甲子園出場に関する応援活動が、多くの市民の心を一つにした。市長の岩根正氏もこの話題について触れ、「社高校の選手たちの活躍を応援するために補助金に頼らざるを得なかった」と述べ、迅速な決定を求める必要性を県の担当者に訴えた。
一方、経済対策として水道料金の減免決定があった。ここでは、６ヶ月の間の水道料金を免除する内容が盛り込まれたが、これに伴う市民生活への支援策が示された。また、 有害鳥獣対策としては、イノシシの侵入防止のための金網柵を設置する方針も報告された。
次いで、教育長の藤原哲史氏が就任の挨拶を行い、「教育環境の充実に努める」との決意を表明した。特に、学校現場の新型コロナウイルス感染防止対策への注意を呼びかけた。
重要な議案として、令和４年度加東市一般会計補正予算や多様な補正議案が上程され、市の健全化判断比率や資金不足比率に関する報告も行われた。これに対する各議員の質疑が繰り返され、特に財政運営に関する情報共有が求められた。
また、職員人事に関わる条例改正も提案され、育児休業に関連する部分で数回の取得が可能になることや、職員が子の育児に関して柔軟に制度を利用できる仕組みづくりが進められる意義が強調された。