令和5年9月、第115回加東市議会定例会が開催された。
会期は本日から9月28日までの28日間と決定された。
初日の議事では、各種補正予算が提案され、令和5年度の加東市一般会計補正予算が主な議題として挙げられた。市長の岩根 正氏は開会の挨拶で、補正予算の内容を示し、コロナからの回復に向けた施策を強調した。
「書かない窓口」や手続きのデジタル化に向けた経費や、子育て支援事業の予算が重点的な部分として紹介された。特に、一般会計の補正予算では、DX(デジタルトランスフォーメーション)による業務効率化を目的とし、オンライン申請サービスを導入するという。これについて総務財政部長の肥田 繁樹氏は、手続きにおける電子化の重要性を述べた。
次に不足が見込まれる国民健康保険に関する補正予算についても議論が行われ、特に低所得者の支援策に関連する経費の призводженняが報告された。加東市民病院では訪問看護事業の利用者が増え、診療収益が増加傾向にあることが強調され、訪問看護ステーションの運営改善を図るとした。
また、第57号議案では空家管理に関する条例改正案が提案され、特定空家に対する適切な措置と支援制度が強化される。市の方針としては市民生活の向上を図るべく、適切な管理と利用促進が図られる。議会においては、経済の再生を念頭に議論が進み、全体の財政健全化に向けた取り組みが重視されていると感じられる。これに対し、さまざまな施策が展開され、補正予算や法律改正が地域の利便性向上に寄与することが期待される。
今後も各委員会における審議が続けられ、引き続き市民生活と福祉の充実に努める方針が示された。加東市では様々な課題に対応し、豊かな地域社会の実現を目指している。