令和4年9月29日、加東市議会で第108回定例会が開かれ、様々な議題が審議されました。
まず、令和3年度各会計決算の認定についてが重視されました。決算特別委員会委員長の井上茂和氏は、各決算内容を詳細に報告しました。
特に、一般会計においてコロナ禍の影響での新生児臨時特別給付金や水道料金の減免といった施策が評価されました。井上氏は、決算の認定に関して全会一致であることを強調しました。
また、教育振興部長の田中孝明氏は、専決処分の報告を行いました。この件は、加東市立滝野中学校の野球部に関わるもので、練習試合中の事故により損害賠償が発生したことについて説明しました。議員からは、教育的な観点での対応についての質問が上がる中、適切な指導が行われていることが確認されました。
続いて、令和4年度加東市一般会計補正予算(第5号)についての討議に移りました。この予算には、新型コロナウイルス対策や物価高騰への支援が含まれています。具体的には、住民税非課税世帯への支援金や、オミクロン株対応のワクチン接種に関する経費の増額が計上されています。
また、特別職の条例改正案も取り上げられ、市長の岩根正氏は、事務執行上の不適切な事案を受けて市長及び副市長の給料を50%減額するという内容を提案しました。この決定には賛否が分かれましたが、議会は議案原案の通り可決しました。
さらに、オンラインによる委員会出席を可能にするための規則変更も承認され、今後の運営に柔軟性を持たせる見通しです。
本定例会は、今期任期の最後を迎え、加東市議会の議員らは、今後の市政運営に期待を寄せて閉会しました。議会は全会一致で各号の認定と予算案の承認を行い、今後の市政の発展を確認しました。