令和5年9月22日、加東市で第115回定例会の議論が行われた。ここでは市民に対する健康施策や環境整備に関する重要な質問が交わされた。
最初に、大きな話題として、五峰山光明寺の中腹に位置する駐車場の環境整備が挙げられた。議員からは、駐車場のガードパイプが破損しているとの指摘があり、今後の見直しについても言及された。産業振興部長の長田徹氏は、「既に修繕済みであり、点検サイクルが確立されつつある」と述べ、定期的な管理を約束した。
次に、駐車場に設置されている公衆トイレの維持管理体制についても質問が集中した。光明寺の4つの寺院が交代で清掃を行っているものの、清掃の大変さに対して寺院側から意見が上がっていると知れ渡っている。これに対し、適切な管理が求められることを確認した。
公園の管理体制についても触れられた。都市公園47か所の中には、特に社中央公園の野外ステージの鉄骨部分が劣化している報告があり、高い美観が求められる場面である。都市整備部長の安則宏幸氏は、「定期的なメンテナンスを行い、必要に応じて修繕を検討している」と応じた。
また、スポーツ基本法に基づくスポーツ推進計画の策定の必要性も提起された。藤尾潔議員の問に対し、市長は「市民スポーツの参加拡大は重要だが、現行の教育振興基本計画がその役割を果たしている」としつつも、新たな施策について前向きな姿勢を示した。市民が気軽に参加できるスポーツ環境の確保は、今後の課題として考えられる。
まつりの開催・広報体制についても言及され、花まつりと鮎まつりの案内が事後に行われたことが問題視された。産業振興部は来年度の開催に向け、より強力な広報を徹底する意向を示した。
最後に、ペリネイタル・ロスに関する心の支援の重要性が確認された。全国で増加する流産や死産に対する支援体制をさらに強化し、自助グループとの連携を図る必要があると意見が重なった。市は、流産や死産の情報を積極的に周知し、支援の輪を広げる必要性を認識する意義を再確認した。