令和4年第6回呉市議会臨時会が10月17日に開催された。
議会では、主に補正予算に関する議案が審議された。
市長の新原芳明氏が議案提出の挨拶を行い、議第102号の令和4年度呉市一般会計補正予算が中心議題となった。
補正予算は、主に住民税非課税世帯や家計急変世帯への支援給付金及びキャッシュレス決済による消費喚起対策に関連する経費を追加するためのものだ。
新原市長は「この予算は生活総合対策及びコロナ対策として重要です。」と述べ、関係議案の承認を求めた。
予算案には、非課税世帯へ5万円の給付金が計上されている。これによって、特に電気、ガス、食料品等の価格高騰に直面している世帯を支援する狙いがある。支出の合計は20億1,000万円で、財源として国庫支出金18億6,000万円及び繰越金1億5,000万円が計上されている。
議会では、質疑の省略が決まり、全議員で構成される予算特別委員会が設置されることも決定された。委員長には中原明夫議員、副委員長には井手畑隆政議員が選出された。
最終的に議第102号は可決され、多くの議員からの賛同を受けて、米の価格高騰やコロナ対策としての実行が期待されている。新原市長は、「この予算の執行を迅速に行い、地域に貢献してゆく。」と強調した。