令和4年第7回呉市議会では、さまざまな議題が取り扱われた。
まず火災被災者への支援について、井手畑隆政議員が多くの観点から質問した。特に、火災を災害として位置づけることや、支援策の情報提供の重要性を指摘した。総務部危機管理監の関川秀樹氏は、火災を災害として位置づけられる場合もあり、罹災証明書の発行を迅速に行うことを約束した。また、生活再建に向けた総合的な支援策が必要であるとも述べた。
次に、不登校子どもの支援についても多くの質問が寄せられた。教育部長の高橋伸治氏は、現在の不登校の増加傾向を重く受け止め、踏み込んだ具体策を講じる意向を示した。不登校児童の現状に合わせた適切な対応の必要性が再確認された。
さらに、呉市指定ごみ袋の不足についても、藤本哲智議員が質問を行い、昨年からの不足の原因や危機管理の体制について尋ねた。環境部長の鍵本浩一氏は、根本的な原因が製造業者の退職や新型コロナの影響であることを指摘した。今後の入札及き契約の見直しについても言及した。
また、岡崎源太朗議員からは道の駅構想についての質問があり、地域振興の一環としてその設置の意義が強調された。市は、北川市長付きの研究を行い、設置の可能性を探る意向を示した。さらに音戸公園内の温浴施設についての期待感も表明された。地域社会の自助、共助の取り組みを進めようとする声が高まっている。
最後に、田中みわ子議員が取り上げた少子化問題や、沖田範彦議員が発信した市民と行政の共生の重要性についても、呉市の未来のための方針が求められる場となった。