令和元年5月24日に、呉市議会による臨時会が開かれ、重要な議案が審議された。
今回の会議では、広島県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙が行われた。議長の森本茂樹氏は、選挙方法として指名推選を提案し、異議なくこの方式が採用された。選出された議員は、上村臣男議員と森本茂樹議長である。この選出により、広域連合における呉市の代表が確定した。
また、呉市監査委員の選任が承認された。市長の新原芳明氏は、「岩原昇氏は監査委員として適任」と述べ、議会は彼への同意を表明した。さらに、呉市固定資産評価員の選任についても議論され、財務部長の河野隆司氏が適任として選ばれた。新原市長は、同氏の経験と知識を評価し、議員も同意した。
専決処分に関する議案が複数提出され、議員の間で活発な意見交換が行われた。特に、消費税の引き上げを前提とした減税措置に対する批判が目立った。奥田和夫議員は、「増税よりも支出の見直しを優先すべき」と主張し、議第55号や議第53号に対する反対討論を展開した。これに対し、議会は賛成多数でこれらの議案を承認した。
最後に、議会運営委員会から閉会中の継続調査が提案され、全議員から承認が得られた。これにより、各常任委員会による所管の事務に対する調査が今後も進められることとなる。市長の新原氏は、議会運営の効率化を図る中で、これまでのご意見を参考にすることを約束した。
この会議では、市の財政運営や今後の重要な政策に関する議論が行われ、議員たちが協力して呉市の発展に貢献していく姿勢が見られた。