令和4年第5回呉市議会が9月6日に開催された。主な議題は総務委員長の辞任、及び新たな委員長の選任、さらに一般質問が行われた。この質問では、林田浩秋議員が青山クラブに関する意見を提出した。他には、藤原広議員が地球温暖化対策と公共施設のCO2削減について質疑を行った。
林田議員は青山クラブの活用方針に疑問を呈し、市長の過去の発言を引用しながら活用の進展がないことを問題視した。新原市長は、青山クラブの重要性を認めつつも、活用方法について市民や議員からの意見を通じて検討する方針を示した。この意見交換では、青山クラブが呉市の文化芸術において重要な役割を果たすべきとの認識が強調された。
一方、藤原議員は、地球温暖化抑制に向けた呉市の取り組みについて尋ね、特に公共施設におけるCO2削減の方向性を確認した。市長は、2030年度に温室効果ガスの46%削減と2050年のカーボンニュートラルを目指すと述べ、具体的には再生可能エネルギー導入やごみの減量化を進める考えを示した。また、藤原議員は、呉市の教育施設のZEB化(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル化)も提案し、環境教育における具体的な取り組みの必要性を指摘した。
これらの一般質問を通じて、市の将来の方向性や、それに伴う課題解決のための取り組みが示され、呉市議会では活発な議論が行われていることが確認された。議会は、青山クラブの活用に加え、地球環境問題に関する集中的な対策が求められているとされ、今後の進展に注目が集まる。