令和4年第1回呉市議会が開かれ、重要な施策についての議論が展開された。
この中で、呉市の新年度予算や施策への思いが語られた。特に人口減少や高齢化に対応するための対策が注目を集めている。市長の新原芳明氏は、これらの問題に対する施策が市の持続的な発展に繋がると力説した。市の施策の中で、特に地元企業の支援が重要視されており、中小企業等の事業再構築促進に向けた追加支援や新たなビジネスモデルの創出が求められている。
また、若者の定住促進についても議論が行われた。議員からは、呉市の魅力を高める施策が必要とされ、特に子育て環境の充実や若者チャレンジ支援が強調された。これに対し、市長は、将来を見据えた経済・教育施策の実績を示しつつ、今後もその推進を続ける考えを示した。
この他、環境への配慮も重要視されており、新年度には、カキ養殖に関連するプラスチック使用の代替案や、持続可能な地域の実現に向けた施策が盛り込まれる見込みだ。環境部長は、海洋プラスチック問題への取り組みとして、地域の環境啓発やリサイクル推進を進めている。
今後の注目として、地域おこし協力隊の活動があり、隊員の活動が地域振興の鍵となると期待されている。新年度の取り組みとして、隊員を通じた地域への関与がより強化されることが予想されている。