令和5年12月1日、館林市議会の第4回定例会が開幕した。
冒頭、議長の権田昌弘氏は会期の決定を提案し、14日間の会期に異議がないことを確認した。続いて、会議録署名議員として3名を指名し、議事を進めていく。
市長の多田善洋氏は、最初に議案第53号について述べた。固定資産評価審査委員会委員の選任が提案され、任期満了を迎える三條秀子氏を適任とし、再選任を求めた。この議案には質疑なしとのことで、討論も同様に終了した。結局、同案は賛成多数で可決される。
議案第54号から第66号の提案説明は、市長が行った。このシリーズの議案には、会計年度任用職員に対する勤勉手当の支給に関する改正が注目される。特に、令和6年度からの支給を視野に入れたものであり、地方自治法の改正に伴う内容だ。加えて、特定教育・保育施設の運営基準や放課後児童健全育成事業の方針も見直される。
議案第58号では、「館林市立南こども園」設置に向けた条例制定がなされた。これにより、南幼稚園と南保育園が統合される。
さらに、議案第61号において、館林市障がい者総合支援センターの新たな指定管理者が決定された。公募に応じた社会福祉法人がその候補に選ばれ、地域の福祉向上が期待される。
また、令和5年度の一般会計補正予算が11億9,307万9,000円の増額で設定され、用途としては福祉や教育への支援が強調された。市庁舎建設など、資金の有効活用も求められる。
12月4日には続く議会が設けられ、さらなる質疑が期待される。この定例会を通じて、市民福祉の向上や地域発展に寄与できる施策が進むことを願う。