令和6年3月21日、大泉町議会第2回定例会が開催された。
本会議では、令和6年度の一般会計予算や特別会計予算に関する議案が審議された。各議案は、迅速に採決され、すべて原案通り可決された。
議案第16号、令和6年度大泉町一般会計予算については、審議が円滑に進められ、最終的に賛成の声が上がり全員が起立して可決された。また、健康福祉部門の予算では、介護保険や後期高齢者医療に関する施策が盛り込まれ、反響を呼んでいる。
村山俊明町長は、施政方針において「本年度は新庁舎建設や広域斎場の設置、治水事業に取り掛かり、厳しい財政に挑む」と強調した。特に新庁舎建設については、地域住民の目線を重視しながら進める方針だ。
また、近年増加する請願に対しても触れ、物価の上昇に対応するための年金改正を求める請願が継続審査されることとなった。この請願に関しては、多くの賛同が集まり、今後の議論に期待が寄せられている。ちなみに、請願第1号、地方財政の充実に関する請願汲み取りも行われ、採択されることが決定した。
総務文教常任委員会では、デジタル教育の充実に向けた調査報告が行われ、業界の最新動向の視察を踏まえた意見が交わされた。議員たちは、教育環境の整備に力を入れる意向を示した。
閉会に際し、村山町長は、議員への謝辞とともに、退職を迎える職員へ感謝の意を表した。新年度を迎えるにあたり、大泉町の更なる発展が期待される。
議会は約18日間にわたり実施され、様々な議案が精査された。町民の期待に応える施策がどのように反映されるのか、今後の推移が注目される。