令和6年6月17日、みどり市議会は第2回定例会を開催した。
本会議では、固定資産評価審査委員会の委員選任や教育委員会の任命、名誉市民の選定など多岐にわたる同意案件が上程された。
日程第1から第3までの固定資産評価審査委員会委員の選任に関しては、質疑がなくスムーズに議論が進行した。議長である杉山 英行氏は、質疑がないことを受けて「委員会の付託を省略することに決定した」と述べて、同意を得た。全ての委員選任案は原案通り同意され、合意が得られた。
次に、教育長の任命についても質疑なく決定。須藤 昭男市長の説明に対して、議員たちは信任を与えた。さらに、みどり市名誉市民の選定についても全議員が賛成し、全会一致で承認された。
また、同日提案された議案第49号および議案第50号について、固定資産税の課税特例や高齢者福祉センターの条例改正が含まれていた。高齢者福祉センターに関しては、地域密着型通所介護を加えることで経営の安定を図るとして、定員を25人から18人に減少させる理由が説明された。保健福祉部長である関口 智子氏は地域サービス向上の見通しについて述べ、議員からの理解を得た。
さらに、こども未来基金条例についても話題に上がり、石原 真理子議員が「子供だけでなく、全市民の施策に活用すべき」と提案。これに対し、関口部長は少子化対策が最優先であるとしつつも、効果的な施策の展開を約束した。
最後に、一般会計補正予算の事案も承認され、特に宿泊施設の設計変更に関する詳細が求められた。産業観光部長である髙橋 健夫氏は、施設の変更点や宿泊者数の見込みについて説明した。
会議の流れはスムーズであり、全議案は全会一致で可決された。次回の議会は6月25日午前9時30分から行われる予定である。