令和元年6月10日に館林市議会第2回定例会が開催された。
主な議題は、館林市税条例等の一部改正や市営住宅管理条例の見直しなどであった。
特に注目されるのは、議案第26号で提案された軽自動車税の改正案である。
議案の内容には、経年が13年を超える軽自動車に対して税率を20%に引き上げることが含まれ、さらに特定の環境性能を有する自動車に対しては、新規取得後の税率を軽減するグリーン化特例を設けることが提案されている。
会議では、議員からの質問が相次ぎ、小林 信議員はこの条例改正の具体的な影響について詳細に質した。
政策企画部長の栗原 誠氏は、税の重課は令和元年度に限ったものであり、今後の適用についても説明を行った。
また、議案第28号に関しても質疑が行われ、提起された寄附条例の見直しに同様に異議は出なかった。
加えて、議案第30号では、ペット霊園の設置に関する規制について議論され、地域住民の不安を解消するための方向性が模索された。
篠木 正明議員は、ペットの火葬に関する条例の曖昧さを指摘し、その改善に向けた具体的な提案を求めた。
加えて、移動火葬業者による周知徹底に関する基準の明確化が必要とされる中で、市民環境部長の根岸 省子氏は新たなガイドライン作成の必要性を指摘した。
議案総数は39であったが、各議案の審議が進む中、特に市民への影響が大きい議定についての質疑が集中した。
その結果、議案第26号と第28号は原案通り可決され、次回の協議を待つこととなった。
議会は市民の声に耳を傾けながら、今後も政策を推進していくとした。