令和4年12月の館林市議会第4回定例会では、重要な施策について活発な議論がなされた。特に、高齢者や障害者を対象としたタクシー券の助成制度についての見直しと、帯状疱疹ワクチンの公費助成の必要性が強調された。
まず、タクシー券の助成制度について、行政側からは3種類のタクシー券の現状が説明された。高齢者通院等タクシー券は、70歳以上の高齢者に対し、年24枚で500円の助成を行っているという。令和3年度の実績では、448件の交付があり、申請率は47.5%であった。
また、運転免許を自主返納した高齢者を対象にした免許返納タクシー券についても同様の助成が行われている。加えて、いきいきタクシー券は障害者や介護を要する高齢者、母子・父子家庭を対象とし、自由度の高い利用方法が特徴とされている。各タクシー券に対して市民からは、「交付枚数の増加」や「一本化」の声が上がっているという。
タクシー券の利用実態については、特に高齢者通院等タクシー券での利用回数の増加が求められ、今後、実証実験による利用者のニーズを的確に把握し、改善策を講じていく考えも示された。