令和3年7月12日、館林市議会は臨時会を開催し、重要な議案が審議された。
会期は1日間に決定され、議案として副市長の選任や教育委員会委員の任命が上程された。特に、議案第38号の副市長選任については市長の多田善洋氏が提案理由を説明した。
副市長に選任される野口一幸氏は、群馬県庁での豊富な経験を持つ。市長は、同氏が地域の発展に貢献するための高い専門知識を有することを強調した。これに対し、議員からは経済の活性化、特にまちなかの振興への期待が寄せられた。小林信氏は、この副市長に特化したプロジェクトチームの設置を提案した。
この提案に対し、多田市長は検討を約束した。市長はまた、野口氏の経験が経済活性化に貢献することに強い期待を寄せており、市民の福祉向上にも寄与すると語った。
次に、教育委員会委員の任命についても質疑が行われた。今回は中村研司前委員の逝去に伴い、堀口哲哉氏が後任として任命された。堀口氏は地域活動に積極的に取り組んでおり、その適任性が確認された。
さらに、議案第40号の令和3年度館林市一般会計補正予算についても説明された。この補正予算は、新型コロナウイルスの影響で生活に困窮する世帯への支援金支給を目的としている。具体的には、総合支援資金の再貸付けが終了した世帯を対象に、金額は最高30万円で支給される。
この補正予算についても、審議の後に承認される運びとなった。発表された施策は、新型コロナウイルスの影響からの経済回復を目指しており、特に生活困窮者に対する支援が重視されている。
多田市長は最後に、今後の自然災害や新型コロナウイルス感染症への対策について述べ、特に夏の猛暑やワクチン供給の安定を求める意志を示した。これにより、市民の健康や安全確保に向けた取り組みが強化されると考えられる。