令和5年9月20日、館林市議会第3回定例会が開催された。
本日は、議案6件を審議し、重要な決定がなされた。
特に議案第46号「館林市印鑑条例の一部を改正する条例」が目を引く。
市民福祉常任委員長の柴田信氏が提案したこの条例改正は、電子証明書を搭載したスマートフォンの利用を認め、コンビニでの印鑑登録証明書交付を簡素化するものである。
この改正により、利便性が向上し、今後のサービス開始が期待されるとの見解も示された。
続いて議案第47号、館林都市計画事業西部第一南土地区画整理事業施行規程の改正が議題に上る。
経済建設常任委員長の川村幸人氏から、保留地の処分方法に一般競争入札を追加することが説明された。
地価の下落傾向を受けたもので、競争原理が働く入札方式へと移行する意義が強調された。
続く議案第48号では、公共路線バス用電気バスの取得が提案された。
総務文教常任委員長の平井玲子氏は、特命随意契約によりビーワイディージャパン株式会社から電気バスを取得すると述べた。
しかし、議会の中では特命随意契約には透明性が欠けるとの意見もあり、反対の声が上がった。
結局この議案は賛成少数で否決に至った。
また、令和4年度の歳入歳出決算や下水道事業会計の決算認定も行われた。決算特別委員長の渋谷理津子氏が報告し、賛成多数で認定されることとなった。
決算内容は資金の使い道に対する市民からの疑問も多く、より一層の説明責任が求められる。
市長の多田善洋氏が最後に挨拶を行い、全ての議案を承認されたことへの感謝の意を表した。
これからも市民生活や地域経済の支援に取り組む姿勢を強調し、終了した。