令和3年12月7日に行われた館林市議会第4回定例会では、一般質問が行われた。
最初の質問では、16番の向井誠議員が新型コロナウイルス感染症のワクチン接種状況について言及した。保健福祉部長の中里克己氏は、館林市の12月1日現在の2回目接種率が84.4%であり、高齢者においては91.6%に達していることを明らかにした。また、県や国と比較しても、館林市はそれぞれ約4%高い値となっていると述べた。接種率は高いが、それでも取り残される人々への対策が求められる中で、これからの個別接種の機会を継続的に確保していく必要がある旨を強調した。
続く質問ではハイリー・センシティブ・チャイルド(HSC)について触れられ、教育委員会の小野定教育長は、HSCは感受性が高く、周囲の影響を強く受ける特性があると説明した。学校での理解や指導が重要であり、教員の研修も必要であることを訴えた。
また、向井議員はスマートフォン講習会についても質問した。政策企画部長の栗原誠氏は、スマートフォンの使い方を学ぶ無料講習会が好評であり、多くの高齢者が参加したと証言した。加えて、デジタル活用支援員による支援が行われていることも報告された。
他の議員からは、投票率向上に関する質問もあった。今回の衆議院選挙で投票率が53.55%に達したことが報告され、市長や部長たちが今後の対策について検討を進める必要があると強調された。