令和2年12月8日、大泉町議会は定例会を開催し、重要な議案を審議した。
会の冒頭、会期が12月8日から10日までの3日間に決定した。
その後、青木満議員が提出した「大泉町議会委員会条例の一部を改正する条例」について、広報広聴常任委員会の新設と議会運営委員会の委員定数の見直しが提案された。青木氏は、この改正が今後の議会運営に資すると述べた。
また、議案は全会一致にて可決された。
次に、青木満議員から提出された「大泉町議会会議規則の一部を改正する規則」が議題に上がった。変更点としては、会議の欠席理由が育児や介護等の理由に広がることが述べられ、社会情勢の変化に対する適応が求められた。こちらも質疑なく可決される運びとなった。
村山俊明町長が提案した「大泉町議会議員及び大泉町長の選挙における選挙運動用自動車の使用等の公営に関する条例」は、選挙公営の拡大を受け、候補者の経済的負担を軽減することを目的としており、詳細な説明がなされた。選挙運動にかかる具体的な費用負担の上限についての規定があり、これにより資産にかかわらず運動の機会均等が図られることを目指している。
また、議案第65号、「大泉町事務分掌条例の一部を改正する条例」も審議された。村山町長は新たな行政機構に向けた改正の必要性を述べ、特に新型コロナウイルス感染症の影響を意識した組織運営の見直しが強調された。効率的かつ質の高いサービス提供を目指し、見直しが図られる。
加えて、「大泉町国民健康保険税条例の一部を改正する条例」や「大泉町道路占用料徴収条例の一部を改正する条例」も可決され、これにより保険税の軽減や道路占用料の見直しが実施される予定である。これに関しても、村山町長から詳細な提案理由が述べられた。
指定管理者の指定についても討議がなされた。村山町長からは、社会福祉法人豊延会が指定管理者として選定された理由が説明され、高齢者へのサービス向上が期待されると強調された。指定期間は令和3年から令和8年までの5年間である。
最後に、会は補正予算についての審議に入った。令和2年度一般会計補正予算には、さまざまな新規事業が含まれ、その内容は地域のニーズを反映した形での提案となっている。これら全ての議案が無事可決され、本日は閉会となった。