令和4年3月4日、大泉町議会定例会において、重要な議題が複数上がった。
特に「コロナ禍における学校での健康管理」や「子どもたちの新型コロナウイルス感染対策」が議員から多く言及された。
堀越幸広議員(議席7番)は、コロナ関連の学校での健康管理状況について質問した。教育部長・石川肇氏は、全国体力・運動能力調査が行われたことを踏まえ、本町の小中学校では体力向上プランが設けられていると述べた。また、学校では給食に関する指導も行うと強調した。
さらに、渡邉明議員(議席14番)は、コロナウイルスの感染状況などに対する啓発活動の強化を求めると共に、感染者に対する支援体制の充実を要望した。健康福祉部長・笠松智広氏は、町内感染状況を把握することが難しい現状を説明し、県と連携しながら対応を強化する考えを示した。特に、手洗いやマスク着用、教室の換気などの基本的な対策に加え、給食の安全対策にも力を入れていると述べた。
教育施設における安全教育も大きなテーマだった。特に、近年の不審者による事件を受けて、学校での防犯教育の必要性が強調された。生徒への防犯教育を通じて子どもたちを守る取組が進められ、多くの学校では警察との連携による防犯訓練も実施している。
英語教育についての議論もなされた。文科省の方針に基づき、地方自治体で行われる英語教育が重要とされ、町でもALT(外国語指導助手)を活用した授業や検定活用について議論されたが、補助制度については慎重な意見もあった。
不登校については、その増加が問題視されている。教育長・柴崎誠一氏は、不登校児童に対する教育支援の必要性を強調し、学校と地域が連携して個別支援を行うことが重要であると述べた。情報端末を活用した学習支援が今後の課題として挙げられた。
会議は新年度の教育政策や防犯対策、地域の健康管理策を見直しながら進められ、地域全体で取り組む姿勢が見受けられた。特に、「学校が楽しい」と感じることが不登校対策につながるとの意見が多く寄せられた。
今後の活動に期待が集まる中、議会は無事に散会となった。