令和3年5月13日、大泉町議会の臨時会が開かれ、重要議題が数多く取り上げられた。
この臨時会では、まず仮議席の指定が行われ、その後、議長選挙へと進む。議長には田邉信雄議員が選出され、彼は当選後に就任挨拶を行った。田邉議長は、「新たな風を大泉町議会に」とのスローガンを掲げ、今後の議会運営を進めていく姿勢を示した。
さらに、副議長には女性議員の宮永万里子議員が選任され、彼女は初の女性副議長として、この議会での役割を担う意気込みを語った。宮永副議長の選任は、地域における女性の参画を促す象徴としても注目されている。
この臨時会では、常任委員の選任や議会運営委員の選任も行われ、各常任委員会の委員長及び副委員長が選出された。具体的には、総務文教常任委員会の委員長には青木満議員、副委員長には川田隆志議員が選出された。
また、今年度の一般会計補正予算案も可決された。これは、先の損害賠償金に関連する費用を追加するもので、町の財政状況を考慮した重要な議案であった。村山町長は、コロナ禍が続く厳しい経済状況に触れ、今後の対策をしっかりと講じることの必要性を訴えた。
さらに、和解及び損害賠償の案件についても審議が行われ、城之内公園における事故による損害賠償について話し合われた。町長は、同様の事故を繰り返さないための対策を強調した。
このように、今回の臨時会は新たな議会体制の発足とともに、重要な議案が数多く審議され、町民へのサービス向上に向けた具体的な方針が示された。議会は、今後も町の発展に貢献するため、執行部と連携し、議員達はその責任を全うする意向を表明している。