令和3年9月3日、 大泉町議会の第6回定例会が開催され、 防犯や通学路の安全対策、 高齢者支援の新たな取り組みについての一般質問が行われた。
この中で、堀越幸広議員が通学路の安全対策を取り上げ、教育部長の石川肇氏に質問を行った。堀越議員は、千葉県八街市の児童が下校中に起こった事故を例に、安全な通学路の維持と危険箇所の把握が重要であると訴えた。これに対し、石川教育部長は、現地調査を行い、関係機関と連携しながら情報を集約する取り組みを説明した。関係者の意見を元に危険対策を進めていく方針を強調し、「令和3年9月末日を目指に通学路の総点検を実施する」と述べた。
続いて、渡邉明議員は高齢者福祉について質問した。彼は「エアコン設置助成制度」の拡充の必要性を指摘し、健康福祉部長である笠松智広氏に質問を投げかけた。笠松部長は現在の助成制度の問題点を認め、さらなる周知が求められると発言した。特に、冷房器具購入補助金制度の実績が乏しいことを懸念し、地域での情報共有と改善を進める考えを示した。
さらに、町民の生活と命を守る「コロナ対策」についても議論が行われた。渡邉議員は最近の感染状況を問題視し、若年層の感染者が増加していることを指摘した。健康福祉部長は、8月の年代別感染者の割合を示し、若い世代の感染拡大が家族内での感染につながっていると述べた。また、ワクチン接種の進捗状況についても詳細に説明した。
議論の最後に、宮永万里子議員は公園づくりについて提案した。青少年がスケートボード等を楽しめる場所の必要性を訴え、村山俊明町長にその設置の可能性を問うた。町長は、現状での難しさを説明しつつも、町内の用地を探索し、将来的に設置を検討する意向を示した。
この日の議論は、自然環境と町民生活の安全を守るための取り組みとしての意味を持っており、今後の施策に大いに影響を与えるものと期待されている。