令和2年12月10日、大泉町議会の第6回定例会が開催された。
今回の会議では、一般質問が中心の議題となり、特に児童生徒の虐待防止に関する質問が重点的に取り上げられた。堀越幸広議員が、児童生徒の虐待が心身に与える影響について、大澤慎哉教育部長に質問し、児童虐待相談件数の増加やその影響を詳細に伝えた。大澤教育部長は、虐待が子供の成長にどれほど深刻な影響を及ぼすかを説明した。虐待は身体的なものだけでなく、心理的なものも含まれ、どのように子供たちが健全に育つか大きな課題として捉えられている。
また、議員からは教職員の役割についても議論があり、学校側の早期発見や通告義務についての重要性が強調された。時代の変化に伴い、教員が注意深く児童の様子を観察し、必要なサポートを行う体制が整えられつつあるはずです。
次に、都丸裕史議員が子育て支援について言及し、学童保育の運営状況を詳しく質問した。こちらも子育て世帯のニーズに応えるための施策が求められており、特に保育時間の延長やニーズ調査が進まなければならないとの意見があった。大澤教育部長は、学童保育の充実が充実しつつあることを示し、保護者との連携や今日の社会情勢に基づいた対応の重要性を説明した。
財源の確保についても質疑が交わされた。堀本俊行財務部長は、広告を利用した資金確保のための取り組みについて現状の説明を行った。町の広告媒体事業が過去9年間で約900万円の収入を得ていることや、封筒などへの広告掲載についても取り上げられた。
その他、議員派遣や閉会中の継続調査に関する決議もなされ、今後の議会運営に向けた準備が進められることとなる。最後に、村山俊明町長は、コロナ禍における町民への感謝の言葉を述べた。