大泉町議会議員、地域活性化策を議論

令和4年12月8日、\n大泉町議会は第5回定例会を開き、一般質問および閉会中の継続調査申出についての議論が行われた。\n\n本議会では、山口将議員が主に活気とにぎわいのあるまちづくりに関連し、大泉まつりの課題やノウハウ継承について質問を行った。\n特に、大泉まつりが新型コロナウイルス感染拡大の影響で過去3年間中止されたことから、今後の開催について地域の協力体制の構築が重要であると指摘した。\n宮永和枝住民経済部長は、地域の役員の世代交代が進んでおり、伝統の継承が難しくなっているとの認識を示し、今後の運営に向けた対策の必要性を強調した。\n\nまた、山口議員はニューノーマル時代に即した大泉まつりの開催場所の見直しや安全対策の提言を行い、町長もこれに対して慎重な検討を行う意向を示した。\n\nさらに、健康福祉部においては、健康寿命の延伸に向けた施策が話し合われ、笠松福祉部長は、地域の健康づくりにおける施策や運動習慣の普及を促進する重要性について述べた。\n\n中尾大助議員からは、空き家対策や地域電子通貨の導入についての質問があり、これらの施策が町の活性化に向けて重要な要素となることが訴えられた。特に空き家の状況については、609軒の実態把握が進み、管理不全な空き家の減少が求められている。\n\nまた、妊娠出産期の支援体制について、町長からは、地域の産科医不足を解消し、安心して子育てできる環境整備が必要であるとの認識が示された。特に産後ケア事業が拡充することが重要であり、引き続き町民の生活支援を行っていく必要があるとの答弁があった。\n\n議会では、議員それぞれが地元の実情を基に活発に意見を交わし、大泉町の社会的な課題解決に向けた具体的な行動が求められた。