令和4年3月1日、みどり市議会第1回定例会が開催され、様々な議題が取り上げられた。
主な議題の一つは、中学生の自転車通学に関する現状についてです。教育部長は、全校生徒の約75%が自転車通学をしていると述べ、特に笠懸中学校の生徒が約96%と非常に高い割合であることを報告しました。自転車通学者が多い中学校の状況に関する具体的な数値は、教育委員会が明確に把握している。
続いて、荷物の重さへの懸念が議論されました。髙草木弘子議員は、荷物の重さが1人の小学生には7キロに及ぶことがあると指摘し、これは負担となると警鐘を鳴らしました。教育部長もこれに対して、教科書やタブレット端末を含め、今までの調査での荷物の実態を認識していることを確認しました。
さらに、自転車通学の取り組みが安全性の向上や、通学距離が長い生徒のための必要性でもあると述べられました。交通安全教育を充実させること、通学路の整備、そして、自治体の協力が重要だと訴えました。特に大間々東中学校の自転車通学については、教員の判断で制限されているということでした。自転車通学が自分の運送手段として、自立してほしいという呼びかけも強く、保護者からの要望も多いことが強調されました。
次の議題は、ボッチャ競技の普及についてです。教育部長は、ボッチャ競技を通じて市民との一体感を醸成する取り組みに取り組んでおり、地域の福祉団体と連携しながら活動を進める意向を伝えています。ボッチャの体験講座や道具の貸出しを通じて、より多くの市民に参加してもらう機会を提供しています。今後は、ボッチャを通して「みどり市といえばボッチャ」のイメージを確立したいという意向もお聞きしました。
さらに、ながめ南多目的運動公園についても議論がありました。大間々地区のグラウンドスポーツの愛好者のために専用のコースの完成が求められ、また、地域住民との意見交換や競技環境の調査必要性も挙げられています。市民が利用しやすい環境づくりは共生社会に向けた重要な課題であり、今後の取り組みに期待が寄せられています。