令和6年3月定例会において、みどり市の防災対策と未来への投資に関する主要なテーマが取り上げられた。特に、自然災害への備えが強調され、ライフラインの整備やハザードマップの実効性向上の重要性が議論された。
災害時のライフラインとして、水道と電気が市民生活にとって生命線であるとの認識が示された。危機管理監の星野和則氏は、現在の水道管の耐震化率は64.5%で、今後も改修工事の推進が必要であると述べた。また、土砂災害や豪雨による影響を見据え、避難所の安全性確保が必要とされ、避難所の空調整備や、トイレ不足が解消されるような取組みも重要であると指摘された。
今後の防災対策に関して、市長の須藤昭男氏は、「安全・安心を守る地域力の創生」との観点から実災害を想定した防災訓練を実施し、市民防災意識の向上を図り、自助・共助・公助の連携を強化していく考えを示した。防災対策の具体例として、避難所への空調設備の整備や、新たにトイレトラックの導入を計画していることが挙げられた。