令和元年９月２６日、みどり市議会において、平成30年度の各種予算決算が一括審議され、全議案が原案通り認定されました。
議長の大澤映男氏が会議を開く中、認定第1号とされる一般会計歳入歳出決算について、決算特別委員長である須藤日米代議員が報告しました。
須藤議員は、歳入決算額が196億1416万3333円、歳出決算額が183億7977万6008円で、黒字を記録した理由を詳細に説明しました。
一方、常見詔子議員は、決算報告に対し慎重な意見を述べ、歳入のうち市税収入に関しても、前年と比べて0.4%減少したことを指摘しました。また、一般会計の健康保険料の負担が重くなっている現状を示し、対策の必要性を訴えました。
さらに、議会では市の子育て支援についてや、後期高齢者医療制度の課題も取り上げられました。常見議員は、国保税の高騰により多くの市民が困窮している実情を報告し、特に低所得世帯への配慮を強調しました。
この結果、全議案は賛成多数で可決、認定がなされ、今後の行政運営に向けた指針が定まったと言えます。同時に、認定の過程で指摘された問題点については、市の担当部署においてしっかりと改善が求められることになるでしょう。
今後もみどり市が経済的かつ持続可能な地域社会を目指すために、住民の声を重視した施策展開が望まれています。