令和2年みどり市議会第1回定例会が、2月19日に開会した。
今回の定例会では、施政方針や各種予算案が審議された。まず、市長の須藤昭男氏は、予算案件として、一般会計231億4500万円を提案し、前年比12.1%の増を計上したことを明らかにした。これに対し、議員からは慎重な審議を求める声が上がった。
施政方針では、須藤市長が新型コロナウイルス感染症に対する対応や、地域の活性化策を重視し、市民との協働を強化する方針を示した。市長は、「地域におけるつながりや支え合いの仕組みを構築する重要性」を強調した。
また、予算案では、公共施設の管理計画や防災事業の充実などが挙がり、特に災害対策の強化が求められている。須藤市長は、「新たに整備する移動系防災行政無線施設の設置により、災害時の情報伝達速度を確保する」と話した。
他にも、子育て支援や教育環境の向上も重要な課題とされ、特に新設小学校の設置計画についても言及された。これは、地域の教育資源を強化するための施策であり、地域の安全と子どもの学びの場確保を進めるものとされた。
会期は、3月19日までの30日間と決定されており、今後、予算案や条例案に対する具体的な議論が続く見込みである。議会活動においては、新型コロナウイルスへの警戒も呼びかけられ、各議員には自己管理を徹底するよう求められた。